定番からオリジナルまで自由なデザイン

京都のれんの生地を使用することがある優勝旗は、定番と言われるものからオリジナルまで様々なデザインがあります。上部には競技名、中央にはエムブレムやロゴなどを挟んで優勝の文字が光り、下部には大会名を記載するのが一般的です。鷲が翼を広げたデザインも多く、成功や強さの象徴として描かれていることがあります。

刺繍が目立つしかし、昨今ではそれらの定番にこだわることなく、自由なデザインでオリジナル制作するケースも増えています。特に刺繍だけではなくプリントも可能になったことで自由度が広がり、イラストや様々なフォントの文字も容易に入れることが可能になりました。

京都のれんの中でも白色のポリエステル素材を使用すれば、まるでキャンパスに自由に絵を描くようにデザインすることができます。入稿した原稿はトリミングなどの調整が行われてから専用のプリンターに転送され、生地へ印刷が行われます。

刺繍と比較して仕上がりも早く、短納期を実現しているので急に必要になった時や大切な大会の開催まで間に合わせたい時には有力な選択肢になります。優れたデザインであることで授与された方の喜びも増し、大会を制した大切な思い出に彩を与えます。

伝統的な刺繍もハイブリッドも可能

京都のれんの生地も使用することがある優勝旗では、かつては刺繍を施すのが定番でした、ひと針ひと針を丁寧に縫うことで絵や文字を描き、糸が持つ独特の立体感や風合いも高級感を与え、優勝した方を称えるに相応しい仕上がりになっています。

優勝フラッグ一方、昨今ではさらなるデザインの自由度を求めてプリントを選択するケースも増えていますが、そこへ重厚感を与えるためにワンポイント刺繍をするケースもあります。まさにプリントとワンポイント刺繍のハイブリッドで、最新の技術と伝統的な技術が融合しました。

絵やエンブレムはプリントにして、優勝の文字は金色の糸でワンポイント刺繍をすることが多く、優れたデザイン性は授与された方にも喜ばれます。全てを刺繍にした場合には制作に時間がかかるだけではなくコストも増加しますが、ハイブリッドならその間を取る形になり時間とコストのバランスが取れているのが評判です。

しかもこれまでに無かったデザインで優勝を記念して授与すれば、大会の最期を良い形で締めくくることができます。このことから全面刺繍よりも、ハイブリッドの方が定番になりつつあります。さらに京都のれんの素材の良さも相まって、風格を与えてくれます。